レプリカたちの夜 読了
前置き
前回の富士登頂から数ヶ月。
いつの間にやら29歳になっていました。
このブログの3人がつるんで遊ぶようになったのが19−20の頃なので、そろそろ10年位なるわけですね。
感慨深いものですね。というか、もうほぼ30歳というところが恐ろしいです。
若者、お兄さん、若手、新人という肩書きは完全になくなりました。
このくらいの年齢になると才能とか頭の良さよりも、20代をどうやって生きてきたかが大事になってくるのを感じます。
来年は上昇の一年にしたいところです。
本題
さて、先日は珍しく本を買ってみました。
自分は普段全く読書をしないのですが、年齢を重ねた結果なのか、生活が変わったことが原因なのか珍しく文章が読みたくなったんですよね。
定型文の掲示板的な文章や専門書的な文章に飽きてきたのかな。
年齢を重ねると子供の頃のように「全くしらない」という話を聞くことが少なくなって、刺激が減ってしまうということもあるのかもしれません。
前述の通り普段は全く本を読まないもので、どんな本が面白いのか、何が有名なのか、どの作家がどんな作品を書くのか全くわからないわけです。
久しぶりに本屋で小説を物色してみましたが、なかなか探すのが大変。
そもそも自分が何を読みたいのかも謎。
なんとなく物色しているうちに、以下を念頭に探してみることに。
・平穏で王道ではないもの
・ホラー作品ではないが不気味さがありそうなもの
・多少の思考性があるもの
・翻訳作品でないこと
これはやはりよくある話では、全く知らない話になり得ないこと。
刺激が欲しかったこと。
訳者に依存したり古いために言葉自体が難解だと辛いから、条件にしてみました。
最終的に、今回は「レプリカたちの夜」という本を購入してみました。
感想
なんだかんだで1日で全部読んじゃいました。
内容は、なんというか、なんとも言えないというか、カオスでしたね。
物語の冒頭から不思議な気配を漂わせながら、時間が経つにつれてより明確にカオスになっていく。
今回の自分の目的に対しては満点に近かったのかな、と。
普通ではなく、若干ホラーなところもあり、思考性があるような、無いような。
ただ万人ウケするような内容ではないのかな、と思います。
かなり独特な世界観であり、最終的な結末は訪れますが明確な答えが示されるものではない。
スッキリした読了感ではないため、エンタメとしての読書には向かないでしょう。
個人的な答えを自分で見つけたい人や、なんとなく良くわからないけど分かる人は分かるという空気感に触れることで自分で悦に浸れる場合には割とオススメです。
僕はなんだかんだで最後まで気になって読み進めていたので、楽しめたと思っています。
あとがき
今年最後のブログになりますが、ゆるっと時々、末長く続けていけたらなぁと思います。
今回は仕事用に新しいキーボードを購入したのでそれに慣れるための作業として日記を書いてみました。
やや特殊な操作が必要なキーボードなので慣れるまでに少し時間がかかりそうです。
条件反射のレベルではキータッチができないですね。
パソコンに付帯しているキーボードじゃないので、手首が通常より上向きになるので肘から手首にかけての筋肉が疲れちゃうみたいなので、対策が必要だなぁという感じです。
みなさま良いお年を。
夜更け過ぎに変わる雪を見ないまま、僕はおじさんになってしまったよ。
相変わらずの生活
どうも、お久しぶりです。
また随分と更新が滞ってしまいましたが、普通に生きています。
ただ、冒険へ出かけていなかったので、単純に書くネタがなかっただけなのです。
相変わらず、働いて、筋トレして、エロゲやって寝る生活を必死に続けています。
先日、苦手なベンチプレスで、ようやく110kgを達成しました。105kgから半年以上かかってしまいましたが、トレーニング量を増やしたら案外すっと挙がりました。
次は120kgを目指して、怪我しないようにやろうと思います。MAXチャレンジはほぼしませんが、スクワットとデッドリフトは順調です。今日この記事を書いている時、世はクリスマスですが、僕は普通に一人でデッドリフトしていました。
筋トレは常に自分史上最強でいられるツール
僕は基本的にコンプレックスや劣等感の塊で、ぼやっとしているとすぐにおいてけぼりをくらってしまうのじゃないかという不安に襲われる。とても弱い人間なのだ。弱い自分、進歩をしない自分、そういう自分には魅力がなくて、独りぼっちになってしまったらどうしよう。周りのみんなはあんなにキラキラしていて、楽しそうで、成功してて、なんてちっぽけな僕なんだろう。いい年して、そんなことをよく考えてしまう。でもまあ、Dies iraeのルサルカちゃんも、凄い長く生きててもそんな感じだったし、きっと仕方のないことなのだろう。故にこそ、僕は自分の限界と常に向き合うことができ、そして手軽に成長が実感できる筋トレというものをやるしかないのだ。弱い自分が、楽しく生きていく為に、必要なツールというわけだ。
クリスマスにワクワクしなくなった
そんな僕だから、青春まっただ中であるはずの時代に部屋から出られなくなってからというもの、特にクリスマスのようなキラキラしたイベントには並々ならぬ憧れと嫉妬があった。だからそういうイベントにかこつけて、周りの楽しさを阻害するような下らない遊びをしたものだった。もちろん直接迷惑をかけるとかじゃなくて、普通にイベントを楽しんでいる人を横目に、女装して街を練り歩いたり(昔はレディースが着れるくらい痩せていたのだ)、何故か畑を耕したり、自分が所属するバンドのライブで裸になって歌ったりだとか、そんなのだ。
けれどもう、今年は特に何をするでもなく普通に過ごしたし、特に大きな憧れとか嫉妬とか、そういうのは何もなかった。いつも通り、普通にトレーニングをしただけだ。
いつか機会があったら詳しく話すかもしれないけれど、僕はずっとずっと欲しかった幸せを一つ手に入れることが出来た。大きな夢が叶って、また次の夢を見ている。だからかもしれない。もう、そういうイベントに泣きながら恋焦がれるような僕は、喚くのではなく、この背中を押す役目を得たのだろうか。
そのことに、一抹の寂しさを覚えるのは、きっと随分長いこと実体のない敵と戦い続けて来たからなのだろう。結局勝てはしなかったけど、多分負けなかったのだと思う。
それでも冒険を続けていく
また一つ、僕はおじさんになった。でも、おじさんはおじさんなりに、まだまだ青春を謳歌したいと思っている。泣いていた僕が、泣いてない僕になっただけだ。あとは笑って、自由気ままに、楽しい冒険の日々を送っていきたいって、そう思うのだ。
好きな服を着て、好きな歌を歌って、好きなことをして、好きな人達と笑って過ごす。そういうおじさんの忘備録みたいに、ここにまた綴っていけたらいいなって思うよ。
さて、次はどこへ行こうか。
滑り込みのアウトドア遊び
寒くなる前の、滑り込みアウトドア。
今回は燻製とスポーツを楽しんできました。
今回の経緯
3人「山以外に普通にアウトドアしたいな」
榊「俺、燻製したい」
raru「わかった」
かいり「俺その日無理だわ」
なんだかんだで忙しい3人。
予定を合わせるのが難しく、今回は断腸の思いで2人でのアウトドアとなりました。
しかし2人での燻製遊びだけでは1日も持たない。
意外にも体育会系の我々は今回のアクティビティに運動も付け加えました。
ちなみに当日の動きは当日まで全く考えていませんでした。
計画性とか皆無。仕事できなさそうですよね。
アウトドア当日
朝から筋トレ
朝の10時に榊くんと合流し、以前から本当にうるさく誘われていた、苦悶式*に参加してきました。
*苦悶式: 榊のお母さんが運営する公文式にベンチプレス等の筋トレマシンを配置した公文式の体育バージョン
高校生の時にベンチ20kgが上がらなかったガリガリガリクソンのraruでしたが、なんか知らんけど30kgまであがりました。
40は無理でした。変な声でました。成人男性は40kgくらいまで上がるものらしいですよ。
榊くんは100kgが上がります。ゴリラですね。
今日は夜まで遊ぶため、榊くんはいつものメニューを消化します。
終わった頃には午後の12時。
改めて燻製遊びへと向かいます。
燻製準備と彼の合流
ここから榊とraruでお買い物。
燻製をするといったけど、ウッドチップもなければ燻製機も持っていません。
最初は「ダンボールで作ればいいんじゃね」っていってましたが、ダンボールも持っていません。
結局ホームセンターに行って燻製機を購入しました。
だって、僕らがダンボールで燻製したら絶対ダンボール燃えるもん。
オチが見える。
ここではウッドチップや着火材などを購入して、お店を出ました。
チャッカマンとか炭は以前キャンプで使ったものが残っていましたからね。
なんだかんだで少しずつ装備が整ってきている感じが楽しいです。
あと今日は2人と言いましたが、あれは嘘です
ここから仕事を調整して早めに終わらせた、かいりくんが合流。
いつもの3人になりました。やったね。
燻製に必要な食材を購入します。
今回購入したのはこちら。
うまく写ってないですが
ゆでたまご、ししゃも、ベーコン、ホタテ、タコ、チーズ、黒はんぺん、です!
皆さんは黒はんぺん見たことありますか? 静岡では「はんぺん」っていうとコレです。
この右側の写真がそれですね。
僕は幼少期これが通常のハンペンだと思っていて、普通の白いハンペンはデッカいお麩だと思ってました。
はてさて、それぞれどんな味になるのでしょう。
いざ河川敷
この後は河川敷に向かって、燻製を開始します。
まずは荷物を広げて。
着火剤を置いて〜
火を起こして〜
煙を起こして〜
食材を準備して〜
蓋を閉めて〜
我慢できずに一回開けちゃって〜
ほぉ〜い!!!
上手にできました〜
見た目は完全に燻製です。
網の中に全く燃えていないウッドチップが大量に見えていますが、コレは単純に入れすぎです。
過ぎたるは及ばざるが如しですね。
お味の方はというと
めっちゃうまい
定番のベーコンとタマゴが絶品です。
やっぱり定番になるものは美味いんですねぇ。感動です!
ホタテは、まぁ美味しいけども普通に美味しいくらい。
実は燻製途中で火が消えてしまっていたんですが、なんとか燻製されてくれました。
火が消えたのは、ウッドチップ入れ過ぎで炭に酸素が足りなくなってるのと、食材の水分だと思います。
炭やチップが結構湿ってしまっていました。
空気穴が大きいと煙が出て行ってしまうし、かと言って空気を循環させないと火が消えるし。
結構難しいですね。火がついてるとそれはそれで、BBQになっちゃうのでどんな塩梅が正解なのやら?
この後再び火を起こして2回目の燻製。
おりゃ!!
これ、食いかけですね
黒はんぺん: 不味い
チーズ: 溶けて半分くらい消滅。味はそこそこ
タコ: う〜ん?
ししゃも: 美味しい!
黒はんぺんは、燻製は向かないですね。生臭くて美味しくなかった...
毎回言ってますが、やっぱり事前調査と準備は大事ですね。
一定の成果はあげましたが、大成功にはなかなか及びません。
ベーコンと卵はまた食べたいな〜。
火遊び
さて、燻製というのは待ち時間が発生します。
子供みたいな大人が大人しく30分も黙って待っていられるわけがありません。
炭と火があって、河川敷、男3人。
何も起きないはずがなく...
火遊びですよ
石で釜を作って、その辺に落ちている木の枝を燃やしました。
川に落ちてるのものなので、湿気ていて燃えないのなんのって。
ちょっと火がついていますが、ここまでやるのに普通に45分くらいかかってます。
一部炭も使用する反則っぷりです。
結局この火は成長を続けます。
変な木を突っ込み。
暗がりの河川敷で存在感を増し。
ダークソウルごっこの篝火になる。
めっちゃかっこいいやん... (恍惚
すごくそれっぽいですよね。
僕らダークソウルやったことないのにね。
カイリくんはやったことあったかも。
ちなみに危ないので、こういうことするの本当はあまり良くないと思います。
その後ちゃんと消化して片付けをして撤収。
続いて運動をするためにスポッチャへ向かいます。
大人たちのお遊びはまだ始まったばかりだ!
スポッチャ
遊びに夢中で全く写真撮ってなかった、そんな夢の国スポッチャ。
ロデオゲーム、トランポリン、ダーツ、ゲームセンターで複数人プレイゲームに勤しみました。
榊がいい表情してるんですが一応プライバシー保護のため隠しております。
まぁ、これ勝ったのraruなんですけどね。
真ん中二発ドーンよ。
この後は屋上にある運動スペースで汗を流しました。
最初は屋上の屋内スペースで卓球とストラックアウトのテニス版のゲーム。
テニスのやつが普通に難しかったです。
次は屋外スペースでバスケ、野球の投球練習、アーチェリー、バッティングセンター、半面テニス、フットサルで遊びました。
年甲斐もなく結構マジで運動したので、汗がやばかったですが超楽しかった。
私はバスケが得意で、カイリくんは野球、榊はサッカーが得意です。
久しぶりに軟式のボールを投げました。
カイリくんにキャッチャーをしてもらったのですが、懐かしくてちょっと感動しました。一緒に野球やってた時期が、ちょっとだけあったんですよ。
まだ結構投げれました。
バッティングではカイリくんが、野球部キャプテンらしくボカボカ打ってましたね。
なんかフォームが外国人バッターのクラウチング打法っぽさある。
榊くんも運動神経はいいので、不慣れながらもよく打ってました。
テニスはみんな下手なので、まともにラリーにもならず。
下手なのにすぐサーブしたがるからね、しょうがないね。
フットサルでは榊くんの足技が炸裂。それでも相当鈍っているんでしょうけど、上手でした。
榊くんのボールを奪おうと近づいて、体が触れただけで吹っ飛ばされました。
やっぱサッカーってゴリラのスポーツだわ (違
そして銭湯へ
汗がやば過ぎたので、そのままお風呂へ
着替えはなかったんですが、それでも生き返った気分でした。
いやぁここちよかった。
ジェットな風呂とか電気風呂とか寝風呂とかありました。
ジェットのやつでいっつも、何かの間違いでアヌスにジェットがヒットしたら破裂して死ぬんじゃないか、ってイメージしてしまってちょっと怖いです。
まとめ
結局この日は帰ったらもう日付が変わっているくらいの時間まで遊んでいました。
なんか大人になってから初めて本当に朝からずっと遊んでたような気がします。
こんなに楽しかったのはいつ振りなんだろう? 久しぶりに本気で楽しかったね、って話してました。
もちろん彼女とか他の友達と遊んでいるのも楽しいし比べるものじゃないんだけど。
なんかすげぇたのしかった。
今年は残り、何をしていくんだろうね。楽しみだ
0合目からの富士登山 2日目
寝床について数時間。
寝袋は宿が貸してくれるのですが、寝るスペースは本当に一人が横になれる程度の幅です。
元々そういうものだとは思っていましたが、疲れていたのかraruの寝相がちょっと良くなかったようです。
榊くんには苦労をかけました。
というわけで、2日目。
周りのご来光組の雑音で目が覚めたraruはお手洗いに。
明かりの少ない山は完全に漆黒の世界で、下界の明かりが綺麗に見えました。
ちなみにこのときだいたい21時。夜の9時です。
寝床についてから3時間程度しか経っていない。
寝床に戻って布団に入り「寝れないなぁ」なんて思っていると、かいりくんが寝返りを打ちました。
みんなを起こすのも悪いけど、せっかくだしご来光行ってみたい気もすると悶々としてました。
かいり「どうした」
raru 「Σ(´□`;) !!?」
心臓止まるかと思いました。かいりは目を開いて話しかけてきました。
なんやかんやと話し合い
かいり、榊「まぁどっちでもいいけど (かなり行きたくないけど」
という感じで、ご来光を目指すことに。
旅のしたく
行くと決まって、各々荷造りと朝?食。
暖かいラーメンと、晩御飯の時にいただいた食料が沁みます。
正直みんな眠そうだし、かいりくんに至っては高山病があまり回復しておらず絶不調。
今更ながら超ごめん。
いざ出発!!
※ この先夜間のため写真は撮ってますが暗黒で何も写っておらず。写真減ります。
7合目から頂上まで
早速夜の道を進んで行くのですが、とにかく人が多い。
この日は人が多い日ということもあり3歩進んで5分待つみたいな調子で、全く進めませんでした。
しかし高地で夜間ということもあり、低い気温と風によって熱が奪われていきます。
寒がりのraruや体力の落ちていたかいりくんにはまさに地獄。
おデブで謎に元気だった榊は無事でした。
またここからの道は火山岩を登っていくようなものになっていて、道という感じではありませんでした。道自体も狭く、多少ひらけたところがあっても安全に登るには横にある手すり(手綱)を使った方が良いのかなと思います。
富士山はビギナー向けと聞くし確かに事故らない程度には感じますが、高齢者や子供が足を滑らせてしまうと普通に命を落としそうだなぁと。
さらに霧などの影響で岩が滑りやすいので、かなり神経を使いました
あと歩いていて気づいたのですが、海外からの旅行客が多かったです。
あまり言いたくないですが、まぁとにかく海外の方、大学生のマナーが悪い。
先ほど話したような足場の中で追い抜き追い越せで登っていくため邪魔だし、余計に道が詰まって止まる時間が長くなるしで迷惑にもほどがあります。
途中、こんな感じで鳥居を2回くらいくぐった気がします。
そんなこんなで8合目に到着。
何時だったか覚えていないですが、そこそこ歩いた気がします。
この甘酒が美味しいんですわ。
raruはもうこの頃にガタガタ震えて、死にそうになってました。
かいりくんも高山病と眠気で起きてるんだか寝てるんだかわからない状態です。
写真にはありませんが、酸素缶も購入しています。
かいりくんが使っていましたが、完治はしませんが多少楽になるみたいでした。
ここで30分くらいの長めの休憩をとって次に進みます。
ちなみに、この高さになると高山病になる方が増えてくるのか途中で休んでいる人や酸素を吸っている方を見るようになってきました。やっぱり大事なんだね酸素。
酸素缶なんて意味ないって言ってごめんなさい。
またこの日は流星群の日だったので、僕らも比較的暗い場所で休憩をとって空を見ていました。
写真にうまく写らなかったのが残念ですが、空が近くで星が本当に綺麗でしたよ。
流れ星も多くて数分空を見ていれば一つは見つかるような感じでした。
休憩中に食べようとしたカロリーメイトも感動のあまりでっかくなっちゃってました。
パッケージごと膨らむカロリーメイトすごい。
この時0:15 登り始めて2時間です
登頂までの道は、マナーの悪い登山客にガチギレしながら、寒さに震えて高山病に苦しむというまさに地獄の行進。
途中、最後の休憩所に入って暖を取りつつまた進みます。
この頃にはもう3:14
暖かい食べ物は偉大です。
ここには仮眠室があったので、もうここで寝てご来光は諦めようか、なんて話も出るくらいにはしんどかったです。
山道が辛いのではなく環境に苦しめられる。これが山か...
なんだかんだで諦めずに進みます。
途中から積乱雲が近くで発達してきた影響で、雷鳴がするようになってきました。
高山での雷って、普通に怖いんですね。
そしてだいたい9.5合目を歩いていた頃
ご来光の時間だぁああああああああああああああああ!!!
このとき朝の5:06 (間に合わなかったね
21時には宿を出たので、8時間も経過していることになります。
7合目から8時間で頂上までつかないという、恐ろしい混雑ぶりです。嘘だろ、と。
でも、積乱雲という自然の脅威、雲海を下にした景色
寒さと暗闇に慣れてからの太陽は格別です。
素直に感動しましたし、すごく綺麗でした。
このためだけに登る価値は、あるなと。
中途半端に山頂にいたら混雑でやばいことになってそうなので、結果的にはこの位置はベストだったのではと、今なら思います。
そしてその後も山頂を目指して
目指して
目指して
目指して!
登頂だぁああああああああああああああ!!!
※ 写真の方は関係者ではございません。写り込んでしまった海外の方です。
このとき5:34。ご来光から30分でした。
もうちょっとだったんですけどね。
この頃にはraru, かいりは瀕死。
かいりくんは重度の高山病
raruくんは高山病 + 低体温症?
榊くんは元気が有り余っている状態
寒くてリアルに震えてました。
ものすごく気持ち悪いし、頭痛いし、とにかく寒くて榊くんから服を借りました。
それでも寒くて動けない状態。
なんとか仲良く集合写真を撮って
榊くんはさらに上の社でホムンクルスと写真を撮って、下山しました。
行きはヨイヨイ帰りは辛い
さて、軽々と「下山」とは言いますが、この8時間かけて登った道 + αを下るのはそれなりに大変です。
ここからは寒さから逃げ出したいraruくんは一人で先行。
榊くんとかいりくんは二人で安全に下りていきます。
あまり思い出もないので、唯一の思い出である綺麗な景色をダイジェストでお送りします。
もうどの写真がどんな順番かわかりませんが、絶景です。
今見ても、本当に綺麗だったなぁという感情が蘇ります。
山はいいな、って思いますね。
そして途中でなぜか馬がいました。
ここもそうですが、あんなに上は天気がいいのに、下るにつれて天気が悪くなり
こんな感じでまた霧になります。
雲の中もこんな感じに、霧になっています。
しかしこの馬さんはすごいね。こんな高いところで普通に歩いてる
この後5合目あたりから、バス停に向かいバスで帰りました。
今まで雨にふられていなかったのに、このバス停で雨に打たれました。
このバスも超しんどい。疲労がピークなのにすし詰めで雨に濡れてびちゃびちゃのまま30分くらい移動ですからね。
そして地上へ
バスを下りてからタクシーを拾い、最初にスタートして神社へ移動。
諸々支度をしてご飯に向かいます。
その途中でパシャり
わかりづらいですが、雲がかかっている目の前の山が富士山です。
0合目からだとこんな感じに見えます。
3人「ここからあの頂上まで歩いたとか、マジでやべぇ」
いや、ほんとにやばいっしょ。
でも逆にあそこまで歩いていける、っていう事実もすごいよね。
お昼は仲良くお好み焼きを食べて
お腹いっぱいになったら、お風呂に入って
仮眠をとって帰ったのでした。
感想
0合目からの富士山登頂
非常に大変でしたが、自然はとても綺麗でした。
東京や街の喧騒の中での生活に疲れたら、やはり人は自然に還るんですね。
とても癒されました。
一点あるとすれば、一部だけど決して少なくないマナーの悪い登山客。
3人共通の感想として「もう二度と富士山には登らない」というものがあります。
理由はマナーの悪い客が多すぎるから。
ここさえなければ、疲れるけど誰にでも登れて、多彩な自然が堪能できる富士山はいいところなんですけどね。
今後もマイペースに他の山に登っていきたいなと思います。
なんだかんだで、山はいいぞ
0合目からの富士登山 1日目
お久しぶりです。最近は公私ともにバタバタしておりました。
今回は空白期間中に達成した富士登山の記録を残そうと思います。
事の発端
冬が開け、登山道が解禁されていく中、いつものようにMHWに勤しんでいた3人。
「そろそろアウトドアしなきゃね」
謎の使命感にかられて、今年のアウトドア計画を練ることになりました。
なんだかんだで山頂に足を踏み入れたことがあるのはraru一人。
無理はせずに簡単な山にしようということとなりました。
榊「小学生の時富士山登ったけど余裕だった」
raru, かいり「じゃあ富士山で。せっかく静岡人で日本人だし一回は登るか」
榊「でも楽勝でつまらないんじゃね?」
raru「じゃ、0合目からにするか」
3人「うん、そうしよう」
なお、この記事記載中に榊くんから「実は俺が小学生の時に登ったのって宝永山あたりまでだったの」という衝撃のカミングアウトがありました。
これ、ほぼ中腹なんじゃないですかね...
控えめに言ってi wanna kill you
登山の準備
過去のアウトドアでは寝坊、火種なしBBQ、正午からの登山開始という山を舐めるとか以前にイベントごとを舐めきったような失態を繰り返した僕たち。
今回は流石に準備をしっかりしないといけないということで、登山までの準備を行いました。
これは今回使ったものの一部です。
あまり整理されていませんが、一覧にすると準備するものが漏れないのも勿論ですが、何が必要なのかをしっかりと考えられるので良かったです。
僕はこれで他のメンバーが持っていかないものを確認していました。
万が一の場合にあった方がいいものとかは自分で持って行こうって思ってたので。
ちなみに0合目へのスタート地点への経路は当日になるまで全く考えていませんでした。あと一歩が足りませんね。
今はカーナビもスマートフォンもあるからね、しょうがないね。
他の準備として、登山日の1ヶ月前から各々が減量と持久力のトレーニングを行なっておりました。
結果としてraruは左膝をやり、かいりは右膝をやりました。
榊は安定のウェイトトレーニングで筋量を増やし、持久力を低下させました。
登山1日目
集合 〜 登山道入り口
なんやかんやで時はすぎ、登山当日。
この日のスケジュールは以下の通り。
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0:00 集合
3:00 0合目スタート地点到達
13:00-15:00 宿泊施設到着 (7合目)
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集合
さて、準備をしっかりとしてきた3人。
寝不足だけは絶対に避けようと言っていた3名のコンディションはどうかというと。
榊: 仕事があり寝たのは20時ごろ
raru: ワクワクして寝られず
かいり: ワクワクして寝られず
ほんとどうしようもない。小学生かな?
榊くんに至っては19:30ごろに「モンハンやろうぜ」と言いだす始末。
12時に集合した頃には、各々「眠い」と口を揃えていましたよ。
買い出し
事前に準備をしていた3人ですが、行動食や朝食は当日購入のためドラッグストアでお買い物。
榊はここで水を購入してボトルに詰め替えていました。
前回の登山では塩飴やチョコレートが活躍したため、カロリーメイトとともに購入しました。
今から思うと、もっと高カロリーな行動食を多く買っておいた方が良かったです。
特に寒がりの人は山頂での体温確保のために高カロリー食を多めに用意しましょう。
他にもカイロなど直接体を温められるものも良いと思います。
山頂付近は真夏でも相当の寒さで、体感では氷点下くらいの寒気を感じました。
防寒対策だけはしっかりと行いましょう。
これは朝食としてご飯とおかずを購入して満足げな榊くんです。
以後、榊くんはホムンクルス先生の作品を背負って霊峰の頂上を目指します。
彼は「日本広しといえど誕生日にホムンクルスを背負い富士山頂に至る人間は自分だけだろう」と語っていました。
登山道入り口
今回は吉田口0合目ルートからの登頂です。
神社の中に駐車場があるのですが、夜中なのもあって駐車して良い場所を探すのに少し迷いました。
駐車をしてから、装備を整え、榊が借りてきてくれたGoProは私の胸に装備しました。
準備を念入りにしすぎたため、装備の重量が結構なことになっていましたね。
私(raru)は水を4リットル用意していたのでそれだけで4キロです。
ちなみに、出発できたのは朝の4時。
この時点でスケジュールから1時間遅れになっていました。
準備と移動があったので、ある程度仕方なしです。
スタート直前に一枚パシャり。
明るいように見えますが、これはこの真上に街灯があるからです。
登山口から1合目
後になってわかることですが、ここはかなり精神的に辛い場所でした。
開始していきなり!? とお思いのことでしょうが、何が辛いって、いつまでたっても1合目がこないんですよ。
実は「合目」というのは等間隔にあるものではなくて、昔灯篭か何かを持って山登りをした時に火をつけてから消えるまでの時間を合目で表現したとかなんとか。
状況や火種によって差があったのでしょう。全然等間隔ではありません。
しかも0合目というのは便宜的につけられた場所なので、このようなことになってしまったみたいなんですよね。
いやぁ、罠です。
歩きはじめて30分の榊くんです。
4時ごろからスタートしているので、日も出てきました。
今回は20分歩くごとに休憩をして無理をしないで登り切る、というルールを決めて登頂していきます。
まだ早朝ということもあり、不快感もなく進んでいきます。
自然が多くて心地よいのですが、車道が近くにあるため車の音が聞こえるのと、時々車道を跨ぐ形になるのがなんとも言えない。
観光地ですから、そういうものですね。
なんだかんだで2時間歩き続けて...
中ノ茶屋に到着です。
えぇ、まだ1合目ではありません
この付近に駐車場があり、人によってはここから登り始める場合もあるようです。
トレールランナーが少ない荷物で走っていくのが印象的でした。
この日のうちに2往復するとおっしゃっていましたよ。
凄まじいですね。
この時間はまだ開いていませんでしたが、ここの建物がお店になっているようです。
モザイクをかけたら、普通に犯罪者みたいになった榊くんです。
僕らがスタートした場所までは4.5kmで60分が目安のようです。
その倍もかかっていた僕ら3人。
先が思いやられます。
中ノ茶屋から1合目
ひたすらに歩きます。
ただただあるきます。
道中は聞くに耐えないくだらない話をしていました。だいたい小学生並みの下ネタです。
この頃にはいつまでも現れない1合目と過ぎ去る時間に焦りを感じ始めていました。
3人「これ、チェックインの時間までに7号目に着けなくない?」
そして現れる「馬返し」
ここには駐車場があるため、人によってはここをスタート地点とするようです。
組合の方が登山者向けに休憩所を開いてくれていて、梅干しや飲みのものを提供してくれていました。
ここにきての梅干しと飲み物は本当に助かります。
組合の方も非常に人柄がよく、優しい気持ちになれました。
少し休んで仲良くパシャり。
かいりくんはモザイクしても、イケメン感が消しきれませんね。
この写真撮影時点で9:25。
スタートから5時間が経過していますが、まだ1合目に到達できていません。
これは7合目まで何時間かかってしまうのでしょうね。
実は、ここから1号目はもうすぐで、その先は各号目の距離が近いのです。
この地図をみると単純な距離では0-1合目 = 1-7合目くらいなんですね。
いずれにしてもデッドエンドの15時まで余裕はありません。
休憩もそこそこに3人は出発するのでした。
道中で不思議な作りの山道を登り
そしてついに
9:40 1号目到着!!
スタートの4:10から5時間30分後のことでした。
他のブログを見ていると、普通は3時間程度でつくものみたいです。
榊、かいりくんは筋トレ好きの瞬発力マンなので、持久力がなく歩くのが非常に遅いんですよね。
私は持久系の人なので歩くのが遅すぎることによる疲労が凄まじかったです。
またこの頃には既に3人とも足の裏が悲鳴をあげていました。
荷物が重すぎたことが足の裏へのダメージを相当あげてしまったようです。
足裏は本当にしんどかったです。
昔陸上部にいた頃、足の甲を剥離骨折しながらトレールランニングしたことがあるんですが、それよりしんどかった。
1合目から5合目
さてさて、1合目に到達したのも束の間
富士登山は始まったばかりです。
結構疲れが溜まってきた3人ですが、泣き言を言いながらも歩みを進め...
10:20 2号目到着!!
その後も順調に歩き続けて...
10:50 3号目到着!!
1合目までの絶望と比較して、そこからのチェックポイント通過がスムーズになり調子付く3人。
なんだかんだで体力を消費して苦しいところですが、一気に4号目を目指します。
そして...
11:25 4合目到着!!
喜ぶ二人にも、流石に疲労の色が伺えます。
モザイクにすると、あんまり疲労感が伝わりませんね。
また、この頃から少し雲行きが怪しくなってきました。
レインウェアの着用を検討しつつ、上を目指します。
11:55 4.5合目到着!!
12:15 念願の5合目到着!!
1合目を10時ごろに到着してからの12時での5合目。
最初は心配が募るばかりでしたが、この調子ならなんとか時間内に間に合いそうです。
この頃になると写真が少なくなってきます。
これは疲労から携帯を取り出す余裕がなくなってきたからなんですね。
天気も少しずつ悪くなり、雷の音が聞こえるようになってきているので1秒でも早く登らなくてはならないという使命感もありました。
山小屋まであと2合
果たして何時頃につくのでしょう。
5合目から7合目(宿泊先)
ここからが本当の地獄だったわけですが、ポイントごとの写真が存在しないのでダイジェストでお送りいたします。
5合目付近から歩いて少しすると道路を横切りつつひらけた場所に出てきます。
そろそろ森林限界が近づいてきたのを感じますね。大きな植物はなくなってきます。
ここで吉田口6合目。
何がしんどいって、この5合目から6合目までにはいくつもの5合目が存在するんですよ。
何を言っているのかわからないと思いますが、我々も何が何だかわからなかったです。
どうやら、旧5合目などがあるせいで5合目たくさん問題が発生しているようです。
5合目 -> 5.5合目 -> 6合目 -> 5合目 -> 5.5合目 -> 6合目
のような動きになったため、精神がやられました。
6合目! もう少しで宿だ!
からの「は? また5合目!?」はね。
辛いよね。疲労困憊の登山者の心を折りにきてるよね。
この頃には写真を撮る元気はなく、この数枚のみ。
そして、このあたりから訪れる体調の変化。
まずはかいりくんが山の毒牙にかかります。
頭痛と気持ち悪さが出てきたのです。
休憩を多めに取り0合目から体を順応させてきましたが、睡眠不足が原因か高山病発症ですね。
本当に辛そうでしたので、皆さんも高山病にはお気をつけて。
この後も精神を崩壊させながら歩くこと2時間ほど。
14:00 6合目でお菓子がパンパンになりました。
6合目はバスツアーの方や5合目からのお客さんでごった返しています。
他のお客さんはここから登り始めみたいな感じなので、そりゃもう元気。
僕らは既に10時間の登山で死にそうでした。
そしてここからは景色のあまり変わらない道をひたすらに登ります。
ただただ登ります。
かいりくん、わりと元気そうですが、嘔吐しそうなほど満身創痍でした。
歩きながら半分寝てる感じでした。
榊くんは思いの外げんきでした。
この辺になると、もう完全に森林限界です。
植物はなく、ただただ砂利道を歩きます。
かなり霧が出ています。僕は知らなかったのですが、霧が出ることを「ガスってる」っていうんですね。結構みんなそう言ってました。
この霧なんですが、実際のところは霧なのか雲の中なのかよくわかりません。
当日静岡は大雨になっていて、下界は雨が降っていたみたいなんです。
でも幸いにも僕らは山の中では雨に降られることなく済んでいました。
雲の中は雨はないのかな?
こまめに休憩をはさみ、命のOS-1を飲み干しながら進みます。
おそらく糖分やミネラルが上手くとれていなかった僕らはOS-1を飲むことで10分だけ元気になることができていました。
大量に持たせてくれた榊くんのお母さん、ファインプレーです!
(その分、飲み干すまでは榊くんのバッグの重量がえげつないことになってました)
そして最終的に
16:30頃 富士一号館に到着!!
歩き始めてまるまる12時間ほど経過していました。
いやぁ、本当にしんどかった。何よりも足の裏が。
かいりくんは高山病で、かなり苦しそうでした。
僕らは半日もかかるという結果になりましたが、あと3-4時間は普通に短縮できるのではないかと思います。
僕らは本当にこまめに休憩を挟んで、ゆっくり歩いていましたのでこれだけの時間がかかっているのだと思います。
どれくらいゆっくりかと言えば、老夫婦に追い抜かれるほどでしたからね。
そして、その後は山小屋の晩御飯をいただきました。
シンプルなメニューですが、疲労困憊の僕らにはとても美味しいものでした。
明日の朝ごはんのパンや飲み物を袋詰めしたものもいただきました。
明日の日の出はみにいくのか、しんどすぎるから無理せずやめるのか。
特に明確に決めないまま、各自順番に寝袋に入るのでした。
大体の就寝時間 18:00
飛ばねえおじさんはただのおじさんだ
突然ですがスカイダイビングしてきました。
大変ご無沙汰しております。ゆるふわおじさんの榊です。
随分と更新が滞っていましたが、僕たち全員生きています。
特に冒険にも出ずにいたのでネタがなかったというのが更新が止まっていた理由です。
私といえばあいも変わらず筋トレしかやることがなく、しかしこのところの酷暑でその質も若干下がり気味、ふんどしを締め直してもっと強くなるぞと決意を新たにしていたところであります。
基本的にはBIG3をメインとしつつ、補助種目もほどよくやり、それぞれの記録更新を狙って日々トレーニングをしているわけですが、平成最後の夏ということもあり、やはり何かやらなければという使命感に駆られた私は、取り敢えず空を飛ぶことにしました。
30分で、4万!
ただ飛んで落ちるだけでその値段(動画撮影込み)ですが、飛行機に乗って3,800mからの落下ともなると、むしろ安いように思えます。
埼玉は桶川にて、スカイダイビング体験をしに、早速参加をしてまいりました。
特に何が変わるわけでもない、だが、ロマンがあった
時々、スカイダイビングをすると人生が変わるなんていう人がいるが、あれは嘘だ。
もし変わるとしたら、そいつの人生はかなりの確率で安全が保証されているほんの数十秒の自由落下で変えられてしまうくらい薄いものだったという証拠になってしまう。
ただ、その自由落下には、確かに今までの人生で感じたことのない凄さがあった。
息ができないくらいの風圧の中では、自分の声すら殆ど聞こえない。回ると上か下かもわからなくなる。遠すぎる地面に目がくらんだと思ったら、今度はどんどん近づいてくる臨場感。
僕の人生の価値観は特に変わっていないが、なんだか凄い体験をしてしまったという、奇妙な達成感と高揚感があった。
風圧おっぱいチャレンジ
さて、僕には冒険だけではなく、もう一つの目的があった。
皆様は時速60キロで走る車の窓から風を感じると、Dカップのおっぱいに相当する感触を得られるという俗説をご存知だろうか?
確かに実際にやってみると、まあそんな感じもしなくもない。
なら、自由落下の時速200キロ相当の風圧を手のひらで受けて揉んだら、いったいどうなってしまうのか。
試さずにはいられなかった。
モミッ! モミッ!
!!??
これは……もみ覚えがあるぞ!
これ、これ……
ワイの胸筋や
余りにも風圧が強すぎて、おっぱいのやわらかさは失われてしまっていた。代わりに鍛えた胸筋の感触がした。(個人の感想です)
でもまあ、スカイダイビング、お勧めです。ものすごい爽快感。やってやったという謎の達成感。
またやりたいと思います。でも次はバンジーかな?
近々、また冒険へ出かける予定なので、それまではまた鍛える日々を送りましょう。
FUJIYAMAと坂道のライド~樹海を添えて~
お久しぶりです。
最近は筋トレとモンハンしかやっていない榊です。狩りも冒険のひとつとみなせばずっと活動していたことになりますので許してください。なんでもしますから!
そうだ、富士急いこう
ただし車、テメーはダメだ。電車、テメーもダメだ。
2月某日、確かモヒ君といつものようにトレーニングをしていた時でした。インターバル中に、どこか自転車で遠出しようかと何気なく話していたはずです。
近場だと味気ないから、以前敗退した川根温泉へ行くのはどうだろうか、なんて言っていたと思うのですが、当時ゆるキャン△が放送開始したばかりで、我々の心は山梨寄りにありました。くわえて川根温泉は車でも行ってしまったので、今回は別のところ(山梨の方)にしようという風になったのでした。そこでふと、どちらからともなく、昔一緒にUSJに行ったとき楽しかったこと、お互い絶叫マシンに抵抗がないことが話題に挙がりました。スマホで経路を調べます。なるほど、80キロをだらだら登り続ける感じか……。よし。そうだ、(ry
日帰りは死ぬ
決行は3月に入ってからと決めました。雪が残っている可能性を極力下げるためです。また、富士急ハイランドへただ行って引き返すわけもなく、当然遊ぶつもりなので、日帰りのプランを立てると確実に日が暮れて帰り着くのは深夜となり大変危険です。いつもはノリでふらっと行く我々も、流石に宿をとるという頭脳プレーを魅せざるを得ません。
それでもギリギリまで宿を取ることを忘れていたり、前日まで詳細な経路を調べない無能っぷりは変わりませんでしたが……。
雨が降ってるな そして寝坊へ
出発当日の朝、集合はAM6時30分に私の自宅近くのコンビニへという約束でした。
震えるスマホで目を覚まし、手に取ると、モヒ君からのメッセージが(AM6時25分)
モヒ君:『雨降ってるから一時間遅らそう』
あ~、雨なら仕方ない。戦略的に仕方ない。
目覚ましをセットし直します。
そして一時間後、モヒ君からメッセージが届きます。
モヒ君:『そっちはやんでる?』
この時僕は眠すぎて体を起こすのが億劫だったので、外の音に耳をすませました。う~ん、なんんかポツポツ聞こえる気がする。軒先から滴ってるだけだろうか? いや、多分これはぽつぽつ降ってるに違いない。よし、戦略的待機だ。
榊:『ぽつってる。9時前に出れば日が落ちる前につくから8時半にしようぜ』
眠いのが全部悪い。結局8時半のつもりが普通に機材的なトラブルもあり、スタートしたのは9時を回った時でした。
既にこの時点でよく考えるまでもなく、僕ら貧脚野郎共のスピードでは、この日に富士急で遊ぶ時間が殆どないことは確定的に明らかでした。まあそれもよし。そんな時のための明日だ。
山梨県登りしかねーじゃねーか!!
今回は見慣れた国道52号線を登り、富士宮へ抜けて、樹海を突っ切るように富士山をぐるりと回ってアクセスするルートを選択したのですが、まあ見事に上りばかり。時折下りはするのですが、基本的にはずっと登りです。
山梨県に入る頃にはもう見事に二人共疲弊しきっておりました。そんな時に出た言葉が、この見出しのものとなります。因みに発言した場所は多分まだ富士宮市あたりだったと記憶しています。お分かりの通り、恐らくIQは2くらいにまで低下していたはずです。
天気も曇り気味で、やはりかなり肌寒さも感じます。しかし時折雲間から覗く富士山は、それはそれは雄大なものでした。
ちなみにこの写真はかなり先の方で休憩中に撮ったものです。下の写真は翌日の帰りに同じ場所で撮影しました。
対魔忍思考汚染
しばらく漕ぎ続け、人穴という地域に到達した我々だったのですが、思考能力が限りなく猿に近くなっていたので、その地域名に過剰反応してしまいます。また、その付近にミルクランドという施設があるのもマズかった。足は動かないくせに、やれ少子高齢化が進んだ時代に設立された云々の同人ゲーにありそうだの何だの、ロクでもない話しをし始めます。本当に申し訳ありませんでした。
ですが、そんな会話も長くは続きません。地獄の入口が近づいてきます。ここからは青木ケ原樹海を抜けるように富士山の周りをぐるっと回って目的地を目指すのですが、25キロ程は登り続けなければなりません。まあ今までもずっと登り続きだったのですが、このあたりに来るとラスボス的な威圧感があります。
樹海に行っても辛いだけだった
昔、メンタル的にボロボロだったとき、よく樹海に行こうと話していたことがありました。そうすれば何か吹っ切れて、生きようか死のうかハッキリするのではないか。そんな風に思っていた時期が、私にもありました。幸か不幸か、その時は終ぞ行くことがなかったのですが、時が経ち、こうして人力で訪れようとは、当時は夢にも思いませんでした。
着てみてわかったことは、苦しくても足を止めずに足掻かないと、先には進めないということでした。
やがて本栖湖が眼下に見え、ゆるやかな下り坂が始まります。きっとあそこで、なでしこ達野クルやりんちゃんが、こちらを見ていることでしょう。
いざ富士Q
しばらく下ると道の駅が見えてきたので、そこで一休み。なんだかんだで目的地付近ですが、時刻はもう午後五時近くになっておりました。
普通に考えて、今日遊ぶのはかなり難しそうです。(富士急はこの日19時までの営業でした)
なので今日はホテルに直行して体を休め、明日朝一から遊んで早めに帰ろうというプランを立てました。
道の駅を出て、また下ります。明日ここを登らなければならないということを考えると、げんなりしてきます。
くわえて気温が徐々に下がってきました。でも街が近づいてくると、不思議なワクワクが体を包みます。
すると、左前方に巨大な骨組みのようなものが見えてきました。FUJIYAMAです。ついに目的地へ到着です。
さて、それではホテルに
スマン、ありゃウソだった
ここまで来てあっさり帰る僕たちではなかったのでした。
取り敢えずFUJIYAMAだけでも乗ろうぜということで、サイクルジャージのまま、パークへ突撃したのでした。
やっぱり遊園地はいくつになっても楽しいものです。
翌日はドドンパと戦慄迷宮を満喫し、長い長い下り坂をゆっくりゆっくり下って帰ったのでした。
筋トレもあるよ!
ちなみに出発した日は土曜で、いつもならスクワットの日。ですが自転車をたくさん漕ぐので代替としては成り立っています。
しかし帰る日、つまり日曜日は胸の日でした。ロードバイクでも胸筋は使いますが、我々には不十分です。
ということで、一旦自宅に帰ったあと、私のジムに再度集合し、しっかりベンチプレスで追い込んだのでした。
この日は100kgで追い込みました。
それではもっと強くなることを誓いつつ、また次の冒険に備えることにします。