ゆるふわおぎゃり系おじさんの冒険

3人の大人のアウトドア生活を記録していきます。登山、キャンプ、ロードバイク、バンド、その他などなど。

FUJIYAMAと坂道のライド~樹海を添えて~

お久しぶりです。

最近は筋トレとモンハンしかやっていない榊です。狩りも冒険のひとつとみなせばずっと活動していたことになりますので許してください。なんでもしますから!

そうだ、富士急いこう

ただし車、テメーはダメだ。電車、テメーもダメだ。

2月某日、確かモヒ君といつものようにトレーニングをしていた時でした。インターバル中に、どこか自転車で遠出しようかと何気なく話していたはずです。

近場だと味気ないから、以前敗退した川根温泉へ行くのはどうだろうか、なんて言っていたと思うのですが、当時ゆるキャン△が放送開始したばかりで、我々の心は山梨寄りにありました。くわえて川根温泉は車でも行ってしまったので、今回は別のところ(山梨の方)にしようという風になったのでした。そこでふと、どちらからともなく、昔一緒にUSJに行ったとき楽しかったこと、お互い絶叫マシンに抵抗がないことが話題に挙がりました。スマホで経路を調べます。なるほど、80キロをだらだら登り続ける感じか……。よし。そうだ、(ry

日帰りは死ぬ

決行は3月に入ってからと決めました。雪が残っている可能性を極力下げるためです。また、富士急ハイランドへただ行って引き返すわけもなく、当然遊ぶつもりなので、日帰りのプランを立てると確実に日が暮れて帰り着くのは深夜となり大変危険です。いつもはノリでふらっと行く我々も、流石に宿をとるという頭脳プレーを魅せざるを得ません。

それでもギリギリまで宿を取ることを忘れていたり、前日まで詳細な経路を調べない無能っぷりは変わりませんでしたが……。

雨が降ってるな そして寝坊へ

出発当日の朝、集合はAM6時30分に私の自宅近くのコンビニへという約束でした。

震えるスマホで目を覚まし、手に取ると、モヒ君からのメッセージが(AM6時25分)

モヒ君:『雨降ってるから一時間遅らそう』

あ~、雨なら仕方ない。戦略的に仕方ない。

目覚ましをセットし直します。

そして一時間後、モヒ君からメッセージが届きます。

モヒ君:『そっちはやんでる?』

この時僕は眠すぎて体を起こすのが億劫だったので、外の音に耳をすませました。う~ん、なんんかポツポツ聞こえる気がする。軒先から滴ってるだけだろうか? いや、多分これはぽつぽつ降ってるに違いない。よし、戦略的待機だ。

榊:『ぽつってる。9時前に出れば日が落ちる前につくから8時半にしようぜ』

眠いのが全部悪い。結局8時半のつもりが普通に機材的なトラブルもあり、スタートしたのは9時を回った時でした。

既にこの時点でよく考えるまでもなく、僕ら貧脚野郎共のスピードでは、この日に富士急で遊ぶ時間が殆どないことは確定的に明らかでした。まあそれもよし。そんな時のための明日だ。

山梨県登りしかねーじゃねーか!!

今回は見慣れた国道52号線を登り、富士宮へ抜けて、樹海を突っ切るように富士山をぐるりと回ってアクセスするルートを選択したのですが、まあ見事に上りばかり。時折下りはするのですが、基本的にはずっと登りです。

山梨県に入る頃にはもう見事に二人共疲弊しきっておりました。そんな時に出た言葉が、この見出しのものとなります。因みに発言した場所は多分まだ富士宮市あたりだったと記憶しています。お分かりの通り、恐らくIQは2くらいにまで低下していたはずです。

天気も曇り気味で、やはりかなり肌寒さも感じます。しかし時折雲間から覗く富士山は、それはそれは雄大なものでした。

ちなみにこの写真はかなり先の方で休憩中に撮ったものです。下の写真は翌日の帰りに同じ場所で撮影しました。

対魔忍思考汚染

しばらく漕ぎ続け、人穴という地域に到達した我々だったのですが、思考能力が限りなく猿に近くなっていたので、その地域名に過剰反応してしまいます。また、その付近にミルクランドという施設があるのもマズかった。足は動かないくせに、やれ少子高齢化が進んだ時代に設立された云々の同人ゲーにありそうだの何だの、ロクでもない話しをし始めます。本当に申し訳ありませんでした。

ですが、そんな会話も長くは続きません。地獄の入口が近づいてきます。ここからは青木ケ原樹海を抜けるように富士山の周りをぐるっと回って目的地を目指すのですが、25キロ程は登り続けなければなりません。まあ今までもずっと登り続きだったのですが、このあたりに来るとラスボス的な威圧感があります。

樹海に行っても辛いだけだった

昔、メンタル的にボロボロだったとき、よく樹海に行こうと話していたことがありました。そうすれば何か吹っ切れて、生きようか死のうかハッキリするのではないか。そんな風に思っていた時期が、私にもありました。幸か不幸か、その時は終ぞ行くことがなかったのですが、時が経ち、こうして人力で訪れようとは、当時は夢にも思いませんでした。

着てみてわかったことは、苦しくても足を止めずに足掻かないと、先には進めないということでした。

やがて本栖湖が眼下に見え、ゆるやかな下り坂が始まります。きっとあそこで、なでしこ達野クルやりんちゃんが、こちらを見ていることでしょう。

いざ富士Q

しばらく下ると道の駅が見えてきたので、そこで一休み。なんだかんだで目的地付近ですが、時刻はもう午後五時近くになっておりました。

普通に考えて、今日遊ぶのはかなり難しそうです。(富士急はこの日19時までの営業でした)

なので今日はホテルに直行して体を休め、明日朝一から遊んで早めに帰ろうというプランを立てました。

道の駅を出て、また下ります。明日ここを登らなければならないということを考えると、げんなりしてきます。

くわえて気温が徐々に下がってきました。でも街が近づいてくると、不思議なワクワクが体を包みます。

すると、左前方に巨大な骨組みのようなものが見えてきました。FUJIYAMAです。ついに目的地へ到着です。

さて、それではホテルに

スマン、ありゃウソだった

ここまで来てあっさり帰る僕たちではなかったのでした。

取り敢えずFUJIYAMAだけでも乗ろうぜということで、サイクルジャージのまま、パークへ突撃したのでした。

やっぱり遊園地はいくつになっても楽しいものです。

翌日はドドンパと戦慄迷宮を満喫し、長い長い下り坂をゆっくりゆっくり下って帰ったのでした。

筋トレもあるよ!

ちなみに出発した日は土曜で、いつもならスクワットの日。ですが自転車をたくさん漕ぐので代替としては成り立っています。

しかし帰る日、つまり日曜日は胸の日でした。ロードバイクでも胸筋は使いますが、我々には不十分です。

ということで、一旦自宅に帰ったあと、私のジムに再度集合し、しっかりベンチプレスで追い込んだのでした。

この日は100kgで追い込みました。

それではもっと強くなることを誓いつつ、また次の冒険に備えることにします。