ゆるふわおぎゃり系おじさんの冒険

3人の大人のアウトドア生活を記録していきます。登山、キャンプ、ロードバイク、バンド、その他などなど。

ベイスターズ、19年ぶりの日本シリーズへ王手

阪神を倒し、去年のリベンジをすべくクライマックスシリーズで連夜死闘を繰り広げているベイスターズ

 

王者広島カープと二勝と並び、今日を勝って日本シリーズへと王手をかけた。

 

明日の試合が待ち遠しいが、ひとまず今日を振り返ってみよう。

 

今日の試合は広島に初回にツーランを打たれ先制されるタフな展開だった。しかし、4回に日本の主砲筒香のホームランにより反撃の狼煙をあげたベイスターズは、ハマのリードオフマン桑原の2点同点タイムリー、元シアトル・マリナーズのセカンド、ロペスのセンターへ抜ける勝ち越しのタイムリーで3対4と勝ち越しに成功。

 

ここで流れに乗ったかと思いきや、王者広島にすかさずノーアウト満塁とされる。(さすが広島さんやで。

 

今までのベイスターズならば、このまま反撃を許し、最終回までに追いつかない程度の反撃でなんとなく点を取り、筒香や若手選手でポジって精神的安寧を求め、来年を夢見る。

 

しかし、これからの時代はベイスターズだと言わんばかりに、中畑政権から起用を続けた選手達が驚異的な粘りを見せる。

 

このピンチにマウンドに向かったのは、社会人ドラフト出身の三上だ。三上は、非常に強気な投手で、どんなバッターに対しても物怖じせずにどんどんと投げ込んでいく、暗黒時代のベイスターズでは考えられなかったような、非常にタフな選手だ。困ったらど真ん中ストレートの長田の系統だ。

 

三上は昨年までの防御率は概ね2点前半と、非常に素晴らしい選手なのだが、今年は防御率5点台と、持ち前の強気な投球が裏目になり、早いカウントで攻略され、ピリっとしない。状態もなかなか上がってこず、今ひとつである。また、三上は広島を苦手としており、対広島の防御率は他球団と比べて有意に高い。

 

こんな不安要素満載の三上をマウンドに送ったラミレスに疑問を抱いたが、そんな不安は見事に掻き消された。

マウンドに上がった三上はサイドスロー気味のスリークォーターから投げられるキレのあるムービングボールと、非常によく曲がるスライダーを使い、どんどんとストライクゾーンに投げ込んでいく。

そして、得意のスライダーで二者連続三振。ワイ将も連続絶頂。おそらく今年一番の投球をした三上。疑ってすまんな。

 

ツーアウトを取り、日本ハムファイターズからトレード移籍した左腕エスコバーにスイッチ。150キロを超える速球でセカンドゴロに打ち取り、ノーアウト満塁のピンチをゼロ点に抑えて切り抜けるという、完璧な火消しをする。そういえば、黒羽根がトレードの弾になったんだが、黒羽根は元気にやってるだろうか。

 

王者広島に傾きかけていた流れを、ベイスターズの救援陣が再び流れを引き寄せると、七回のマウンドは、投げる哲学者今永が登板。シーズン中に一度もリリーバーとしての登板経験がないが、三振2つとファールフライで打ち取り、完全にベイスターズが試合の主導権を握る。8回も今永が三者凡退に抑え、最終回には、小さなハマの大魔神山崎がマウンドに。

 

キャッチャー嶺井との亜細亜大バッテリーが、三振凡退に抑え、ベイスターズ日本シリーズへと王手をかけた。

 

明日も勝ってポジりたいが、勝ち続けることに慣れてない訓練されたベイスターズファンは、おそらく二連敗をして広島さんに負けてしまうと思っているはず。だって私がそうだから。しかし、もうそろそろ勝ってもいいじゃないって思う。

 

ちなみに巨人の村田が戦力外で、古巣ベイスターズに戻って来るかもしれないけど、お手本になれないベテランはノーサンキュー。そのままなかよく金城と巨人の3軍でコーチでもやって、どうぞ。