ゆるふわおじさん北の大地に勃つ!
どうも榊です。
先日出張で北海道は札幌に行く機会があったので、これはチャンスと思い、ついでに小樽にまで足を伸ばすことにしました。
なぜ小樽なのか
それには大きな理由がありました。
僕は結構ベテランのアドベンチャーゲーマーなのですが、特に好きなブランドの一つにfavorite様があります。
このブランドがなぜ好きかというと、心温まる系のシナリオに、ふわっとしたこれまた温かみのある絵とBGMが見事にマッチしていて、僕的には今のところほぼハズレなしという、もう優しい系のゲームが好きな人には超オススメのメーカーなのです。二階堂真紅というキャラを生み出した時点でノーベル平和賞モノだと僕は思っています。
あとウィズアニバーサリイで男装の美少女に目覚めた紳士は僕だけではないはず。
そして小樽といえば、これはもう言わずと知れたfavoriteの名作、星空のメモリアの舞台というのは常識中の常識なのです。
初めての飛行機
ところで僕は飛行機に乗るのが初めてでした。
でも特に何も面白イベントは起こりませんでした。
あえて言うならCA系のそういうビデオで座席に隠れて事をしてたりするのがあるけどどう考えても100パーバレるなとがっかりしたくらいでしょうか。
この上が暗く見えるのは宇宙の暗さなのかな? よくわからないけど感動しました。
あと落ちたらさすがに受身とっても死ぬなと思いました。ジョセフはスゲエや。
北海道広すぎ問題
仕事があったのは金曜だったのですが、その日は札幌で食事をすることになっていたので必然的に宿泊地も札幌。
刺身やらなにやら出てくるもの全て美味いという、これだけで満足しそうな勢いでした。
翌日にふらっと小樽に行って、新千歳空港にさっと帰ろうと最初は思っていたのですが、地図で見るとたいしたことない距離に見えても普通に小樽→新千歳空港って1時間半近くかかるんですね。面積がすごい広いので相対的に短く見えていただけなのでした。
帰りは15時発の便を取っていたので、朝早く札幌を出ないと何もできないことに気がつきました。
ちなみになぜ二泊しないのかというと、単純に日曜に筋トレをしなければならないからです。本当は土曜だって筋トレの日だったので、さすがに急遽二日も空けることは憚られます。
さて雲雀ヶ崎
翌日ホテルの朝食も摂らず朝一で電車に乗り込んだ僕。朝にめっぽう弱いのにさすがはメアちゃんの力。
電車に揺られること40分くらいでしょうか。車窓を流れる景色が急にぱっと開け、海原が見えます。石狩湾です。
太平洋側に住んでる僕には滅多に拝めない景色ですが、割と見てるとただの海なのでそんなことはどうでも良かったです。
そんなこんなで小樽駅に到着した僕は、一目散に駅員に訪ねます。
「運河はどこですか?」
少ない制限時間で回れるところなどたかが知れているので、攻めたいところを優先的にサクサク行きます。
幸い運河は駅から真っ直ぐ海の方へ下ればすぐつくとのこと。
歩くことしばし、ああこれだよこれ。僕がメアちゃんや明日歩ちゃんや夢ちゃんとお話したこの景色だよ。
もうね、そのまんま。ここは小樽じゃない。雲雀ヶ崎だよ。
ひとりでテンション上がってしまった僕は、これはヒロインの立ち絵っぽく写真撮ってもらうしかないと思い、周囲を見渡します。
誰もいません。朝早いのが災いしました。それでも諦めきれず、その場でしばしウロウロ。
すると港の方から男性二名がこちらへ歩いてくるではありませんか。カメラをぶら下げているっぽいので観光客だろうと判断します。きっと写真くらい撮ってくれるはずです。
なんかサングラスしちゃってえらいイケメンだなあとかぼんやり考えながら声をかけてみます。
榊「すみません~しゃs」
イケメン「English please」
外国人かよ!
恥ずかしながら僕、高校時代にraruくんとテストで最下位を毎回争っていたほどの英語力しかありません。
でももうあとには引けないのです。
榊「(写真ってなんだ、ピクチャー? フォト?)あ~ふぉと、ぷりーず」ここでスマホをかざす
果たしてイケメンはちょっと不審な顔をしましたが、こちらの意図を理解してくれたようでスマホを受け取ってくれました。
榊「あ~もうちょっと左、れふと」
イケメン頷く
いつもならここでアヘ顔やら大胆なポーズやらをとる僕なのですが、さすがにイケメン外国人二人に注目されているとなんだか日本人として妙な緊張というかプライドというか、自分の国なのにすごいアウェー感がします。彼らの中では僕が日本代表なわけです。どの国なのか不明ですが、とにかく小樽で朝早くから一人でスーツ着たおじさんがアヘ顔でよく分からないポーズとってたなんて話を持ち帰らせていいのだろうか……? しかもそれをどうしてわざわざ違う国の人に撮らせるのか、もう意味がわかりません。
一瞬の逡巡のあと、僕は精一杯の可愛い笑顔で明日歩ちゃんっぽいポーズをとったのでした。
まあ、割とミスってしまったわけですが、さすがにこれ以上は撤退せざるを得ません。
イケメン達にお礼を言い。僕はその場をあとにしました。
海鮮は美味い決まってる
そのあと市場に寄って、お土産を買ったりしました。
試食でうにもいくらもカニも食えるって何なの。次行く時はどんぶり飯持って行くわ。試食で満足できちゃう。
お土産を買った僕は調子に乗って小腹を満たそうとします。
美味くないはずありません。言葉にならないくらいです。
こんなの知っちゃったらもう回転寿司のうになんて食べれないよぉって遅すぎるアヘ顔になりました。
でも多分、これが良くなかった。お腹がビックリしちゃったんだね。
腹痛、そして帰宅へ
空腹を満たした僕は、時間的にも最後の目的地、展望台を目指します。
僕がメアと出会った場所、これまた聖地なのです。
しかし少し問題がありまして、徒歩で向かうには些か遠いのでした。
でもまあ、時間的に歩けない距離ではありません。意気揚々と、メアちゃんに会いに行きます。
でも上り坂を半分位歩いた時でしょうか。
案の定というか、やってきました。便意です。
決して当たった訳ではないのですが、もうこれは食事をしたあとの宿命なのです。時間と距離と、この先にトイレがあるか分からない恐怖、それらを複合的に考えて、進退の判断をせねばなりません。
結局気づけばコンビニのトイレにいました。戦略的撤退です。最北の大地に、そしてメアと僕の思い出の地に肥やしを蒔いて帰ることだけは避けたかったのです。
お腹をスッキリさせたあと、涙を飲んで、電車に乗り込みました。
まあでも、概ね満足です。また機会があれば、足を運んでみようと思います。
そんなこんなで無事故郷へ帰って来ました。
今日は久しぶりに、星空のメモリアを起動させようかな。
きっとバカバカって言われれしまうでしょう。